はじめるのに年齢は関係ない 育宝進学塾 入間教室
最近、こんな記事を目にしました。
「刑務所で数学を学び、論文発表までした囚人」
これは今現在もワシントンの刑務所に今も服役している、クリストファー・ヘイブンズという囚人のお話です。
彼は高校を中退し、麻薬中毒になり、最後には殺人まで犯しています。
その殺人の罪で2011年に25年の刑が下っているのですが、その服役中に数学に興味を持ち、勉強を続け、
最終的には論文が国際ジャーナルに掲載されているのです。
私はこの記事を読んだとき、一つのことが思い浮かびました。
それは「何かを始めるのに年齢は関係ない」ということです。
何かを始めるとき、成果がでなかったり恥ずかしいと思ったりして
一歩踏み出せないときがあると思います。
誰でも失敗はいやですし、努力したなら報われたいと思うでしょう。
しかし、この本質は「やること自体に意味がある」ということではないでしょうか。
私の好きな話で黒柳徹子さんのピアノの話があるのですが、そこで黒柳さんは「今ピアノを始めなかったら、来年の今頃こう思うだろう。去年始めていればピアノ歴一年だったのに。」といっています。
それが、数年、数十年と経つとかなりの差になります。
「やり始めた自分」と「やり始めなかった自分」はかなり違うはずです。
私ももっと早く始めていたら…思うことよくがあります。
けれど、こうも思うのです。「始めていなかったら、やらない私がいるだけだったな」と。
今回紹介したのは、目に見える成果が出ているある囚人のお話でしたが、
成果が出る出ないにかかわらず「やり始めたいと思ったならまずやる」それが大切だと思うのです。
失敗したからといってやったことはなくなりませんし、その人の中には必ず残ります。
ある囚人にとっての数学ように、その人の人生や人格を変えてしまうこともあります。
ぜひお子様がなにかやってみようというとき、迷わず背中を押してあげてください。
そして、その「やり始めたこと」を大切にしてあげてください。
失敗することもあるかもしれませんが、そこには必ず「成長したこと」があるはずです。